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【夢こみち】鹿野の魅力がギュッと詰まった「すげ笠御膳」は必見!!

店名

せっきー

フォロワーさんに教えてもらってググってみたら名物「すげ笠御膳」の写真に一目惚れ…車を買ったら絶対に行こうと思っていた鹿野のお店(^^)/

店舗情報とアクセス

■営業情報はこちらから
https://goo.gl/maps/7j5PbCCXEVBEctq37
※コロナの影響もあり営業時間などが変更になっている場合があります

■アクセス
住所:〒689-0405
鳥取県鳥取市鹿野町鹿野1242

メニュー

 

食レポ

ウェルカムドリンクの「浜茶」(左)と「紫蘇ジュースと黒豆ジュースのブレンド」(右)

お座席にあがって、一息ついて趣のある店内の柱や床の間などを見ていると、とってもチャーミングと表現させて頂きたいお母さんがウェルカムドリンクをそっと差し出してくださいました。「浜茶は買ってきてから直ぐには使わずに煎ってから飲むともっと美味しくなるんですよぉ」とTHEおばあちゃんの知恵的な小話をたくさん引出しから惜しみなく出してくださいます(^ω^)

すげ笠御膳 ¥1100

お目当ての「すげ笠御膳」です!!

写真映え必至。。。

女の子の友達2人が黄色い歓声を上げてスマホをかざすのも無理ない!小鉢に入った色とりどりの小料理がほんとうに可愛いんだもの。。。丁寧に一品一品盛り付けがされていて、どれから頂こうかと迷います(´▽`*) 誕生日ケーキの上のチョコプレートやイチゴをつまむ時の感覚(笑)

「ご飯はたけのこご飯ね。てんぷらは季節のものでね、アカシアの実でしょ、食べたことある?召し上がってみて。ユキノシタに、うどでしょ、こごみ、沖キスっていって底引き網漁で採れる透明の魚ね。沖イワシとも言いますね…」

「鹿野はそばが有名だからそばと、茶わん蒸し、たけのこの和え物、こちらはフキ、こちらはぜんまいを佃煮にしてみました…」

と、とても細かくご説明下さいました。お給仕係のお母さんがのらりくらりとした口調で本当に楽しそうに教えてくださるので、ついつい飽かずに聞き入ってしまい、御膳を「鑑賞」しました。

提供されたから直ぐ「頂きます!→(ガツガツ食べて)ムッフー、美味しい!」とはならない落ち着いた雰囲気でお食事が進んでいきます。

どのお料理も丁寧で家庭的な味付け。

お口の中には「久しぶりに田舎のおばあちゃんに会いに行った」感じのノスタルジーが広がります。「あー、そういえば最近忘れかけてたなぁ」と漏れるような懐かしい味。素朴な苦みや甘み、口当たりの良い和え物などなど。天井は木がむき出しの古民家の建物も相まって、すっかり郷愁に駆られてしまいました。

季節の天ぷら

「お料理の食材は、だいたい周りで頂いたり、自分たちで作ったり、採ってきたりします。この前みんなで山菜を採りに行ったのよ」とのこと。年配の奥様方の趣味・サークル活動的な存在のお店だそうです。こんな素敵な趣味の延長があるのは、いいですね!

まわりの雰囲気

すげ笠は思っていたよりも大きかったです。ちょうど手ごろなお盆くらいの大きさで、テーブルの上の収まりも良いですね(*^_^*) それぞれのすげ笠の上にお花が添えられているんですが、全て色・形が違うんです!!「粋」っていう表現がピッタリ!

ひんやりと爽やかな風が吹きぬていていく日本家屋。床の間や店内の色んなところにいけてあるお花が素敵です。これは日替わりで変えておられるそう^^

ムラサキツメクサと小判草が何気なく生けてあるのが、何とも遊び心があって心惹かれました。派手で見栄えがすごくいいわけではなくて、普段は素通りして、あることにも気付かない道端の植物をこうして観てみると、実は可愛いところもあったんだと妙な発見があって面白いですね~。それはひとえに、心の余裕を作り出してくれる店内の雰囲気と奥様方の接客があればこそで。

鹿野といえば、至る所で目にする「ウマモナド」。

屋根裏スペースもあるんです!要予約!

当日到着してから「屋根裏席はいけますか?」と伺ったところ、「ご用意できません」とのことでした!残念(;´Д`) これは予約する価値ありますよー!お忘れなく。

屋根裏席から1階の座席を眺めると、日本家屋に和風な吹き抜けっていいなぁと思わずにはいられない風の吹き抜け具合の心地よさ…

お皿が並べられるかのように、すげ笠が並べられています(^^♪ その横には、大学生作のポスター。

お店の前の水路の涼しげな音、お店の中と外を可憐に彩る色とりどりのお花、鹿野町内の有志のお母さんたちの楽し気な笑顔の接客、保存状態の良い古民家が立ち並ぶ鹿野の風情ある町並み。